1914年創業、滋賀県高島市の和ろうそく「大與（だいよ）」の多彩な色ろうそくから、1週間を表す7本を選び、色鮮やかな日常をテーマに新しい表現を再構築しました。ヨーロッパのティセットという西洋文化の象徴的なスタイルと組み合わせることで、日常の豊かさや彩りを感じられる作品になっています。7本のろうそくはそれぞれ1日の物語を象徴し、衣食住をテーマにした3本と、喜怒哀楽をテーマにした4本で構成。カラフルな色合いが異なる毎日を表現し、1日の終わりに灯すことで、その日の出来事や感情を振り返る時間を演出します。本作品は、「ティーパーティ」をテーマに開催されたイギリスでの個展のために制作されました。日常的にキャンドルを使うヨーロッパの文化の中で、燃えた後に蝋が残らない日本の伝統的な和ろうそくの魅力も知ってもらいたいという思いも込められています。